なんなんでしょう、この暑さ・・。私が出発する前はこんなに暑くなかったはず!2週間でこんなにも変わっちゃうの!?という感じです。うちのたっくん(わんこ)もぐったり気味です。おじいちゃんなのでちょっと心配。
帰国してから自分のレコーディングトラックをずーっと聴いています。自分の曲をニコニコしながら聴ける幸せ。ミュージシャンの最も幸せな瞬間かもしれません。7月から編集作業に入るので、ボストンと日本の遠距離作業です。既に方向性はきちんと意識を合わせてあるので問題はないですし、プロデューサーの彼を信頼していますから。彼は私の元ルームメイトであり、プライベートでも非常に仲良しな存在であり、そして尊敬するミュージシャンです。
最近のCDの大半は、いわゆるピッチ補正という、シンガーのピッチ(音程)を機械的に直すソフトを使っています。使っていないCDの方が少ないでしょう。でも、今回、プロデュースをお願いしている彼は、一切使いません。そもそもそういうソフト自体持ってません。それは彼のこだわりでもあり、私のこだわりでもあります。表情豊かな声を伝えたい。あ、声が笑ってる。声が怒ってる。そういうニュアンスをみなさんに伝えたいから使いません。(もちろん今までも使ってきませんでした)
あともう1つ言うと、今回録ってきた曲たちは、基本的に全て1発録りです。頭からお尻まで一気に歌ってます。バンドの演奏もギターの演奏も同じくです。それは1曲の中の流れを止めたくないから。バンドもギターとのデュオも一気に録ってます。前に進むチカラ(ドライブ感)を大事にしているつもりなので、全体を通して勢いがあるCDになると思います。
今回は約10日間の滞在中に、ギターとのデュオ曲集と、バンドでの曲集の2つ、計20曲程度をレコーディングしてきました。わー、こうやって数字にするとすごい量ですね。優秀なミュージシャンたちの支えがあったからこその数字です。
ギターデュオの方はいわゆるスタンダードをメインに、バンドの方は私のオリジナルをメインにしています。デュオは適度に私たちなりのアレンジを加えつつ、比較的シンプルでゆったりと聴ける感じ、バンドの方はいわゆる最近の北欧などのコンテンポラリージャズな要素が多めで、攻めの感じです。
ほらっ、こうやって書くと早く聴きたーい!って思うでしょう?(笑)しばし、お待ち下さいね。冬くらいにはなんとか形にして、みなさんのお手元にお届けできればと思います。
写真は、前回の日記に書いた成田から名古屋への飛行機の中で見えた富士山です。上から見る富士山に感動しました!
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