2014年12月2日火曜日

旅行記(コンペについて)

I couldn't make the final. Oh well, competiton is competiton...But I was totally being myself in my 10 mins performance. 

ファイナルに行けませんでした。応援して下さった方、ありがとうございました。応援に応えられなくてごめんなさい。本音を言うと、とてもとても悔しくて、正直なんでこの子が?というのもありました。なのできっと私の好みとは違う視点の審査だったのでしょう。でもこれがコンペです。しょうがない。少なくともパフォーマンスの10分は、間違いなく私は私自身でいられたことが救いです。


終わった後に、客席のリトアニア人から、君は通ると思ったけど残念だよ、でも僕は君のパフォーマンスに美学みたいなのを感じた、印象に残ってるよと声をかけてもらったのは嬉しかったです。誰かひとりにでも届いたのなら、よかった。


ということで、ここまではfacebookに投稿したのと同じ内容です。


コンペの翌日、朝4時にリトアニアの空港に向かい、5時過ぎの飛行機でラトビアを経由して、プラハ行きの飛行機でコンペの中で思ったことを書きました。感じたことを忘れないために。自分のために書くので、興味のある方だけどうぞ。写真特集はまた別の記事で。


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今回、久しぶりに海外に出て、コンペに参加させてもらって、大きな刺激をもらいました。これを機に、確実に変わると思います。変わらなくちゃいけないと思います。Facebookに頂いたコメントの言葉をお借りするなら、まさに種まきをした感じです。種を蒔かなければ、花は咲きませんし、蒔いてきちんとお世話すれば、いつか必ずお花は咲きますから。


結果自体を言うなら確かに残念なのですが、もう既にそういう気持ちはプラハに来るまで昇華され、やるべきことが頭の中で明確になったという感じです。


結果云々よりも、何よりもっとも大きな収獲は、世界中にジャズが好きで日々真摯に向き合っている若い人たちが沢山いるということを身をもって知ったこと、そして、素敵なパフォーマンスをする人ほど、とてもPoliteで、humbleで、kindで、とにかくniceでsweetだということを改めて実感したことです。


バークリー留学中にも感じましたが、演奏が上手い人ほど、周りに気を配れる人で、ナイスな人が多いです。逆に言ったらそういう人じゃないと、みんなの信頼を得られないことをちゃんと知っているのでしょう。

常に謙虚で、真摯な姿勢で、ナイスな笑顔で。

そして、ヨーロッパ、今回は特に東欧のシンガーのレベルは非常に高いということもよく分かりました。
アレンジも、おおー!と皆を驚かせるものがいっぱいありました。早速、アイデアをもらって色々書きたいです。いま、手元にピアノがないから頭の中でですが。とてもモダンにリハモしてあったり、ビートボックスで始めたり、ボーカリーズをやったり、タイムフィールをどんどん変えていったり。彼らが生まれつき持っているタイムフィールとかにも何か秘密があるのかもしれません。


今はほとんどitunesやspotifyで、リトアニア国内にはほぼCDは流通していないようで、ローカルアーティストのジャズCDは手に入れられなかったのですが(アーティストの名前は沢山、手に入れました!)、リトアニアの民族音楽のCDも一枚手に入れたので、何かアイデアがもらえたらいいなと思います。


そして、パフォーマンスは、みんなとにかくソロが上手い。日本人、テーマを歌ってるだけじゃ、ダメですよ、ほんと。これは自戒も込めて。テーマ歌ってるだけじゃ、音楽のとても浅いところしか見えてないと思います。 実際の演奏ではソロはとらなかったとしても、本当は全ての曲で完璧にハンドル できる状態で舞台に臨まないといけないなぁと。勿論とても大 変なことですが。彼らの演奏を聴いていて、ズバズバ斬り込んでいく感じ、潔くて、でも全てちゃんとコントロールされていて気持ちが良かったです。決して大声を出さず、自身がナチュラルにいられるところで、まさに会話をする感じ。


私の中でのピカイチは、エストニアの男の子。人生で初めて会ったエストニア人です。とにかくまず、声がスイートでチャーミングで、彼のmy foolish heartとmoody's mood for loveはキュンキュンしました。ソロもナチュラルで素敵。マイクの使い方も旨かったです。

彼はいま、アムステルダムに留学中とのことで、毎日ウェイターして学費を稼ぎながら勉強していると言っていましたが、近い将来きっと有名になると思うし、なってほしいなと思います。彼は人柄も、ものすごく謙虚な人でした。来年のモントルーに応募しよっかなって言ってたので、きっと彼の活躍がみられるのでは?と思っています。

そして、ピカイチその2は、スペインの女の子。隣の部屋で、帰りの飛行機も乗り換え途中のラトビアまで一緒でした。彼女もとにかくナイスな人で、私が一人でいると一緒にいく?と毎回声をかけてくれるようなとても優しい子。去年モントルーにも出ていたという実力の持ち主なのに、彼女も本当に謙虚な人でした。


彼女の他にもオリジナルを歌った子がいて、でもオリジナルはなんだか今回は全く評価されなかった感がありましたが、バルセロナ出身の彼女は、カタラーナ語でめちゃくちゃかっこいいオリジナルを披露していました。one note sambaもおしゃれなリハモがしてあって、コードプログレッションもカラフルで、私はとても気に入りました。本人はバンドと息が合わなくて不満だったみたいですけどね。


そして、素敵な美的センス!クルクルの髪の毛に濃いめのアイライン、真っ赤な口紅、タイトな短いドレス。そうそう、誰一人として、日本のコンペでありがちな長いドレスを着ている人はいませんでした。みんなもっとシンプルなドレスで、ナチュラルで。アクセサリーを1つだけ豪華なものをつける感じ。どちらかというと、日本のコンペの感じよりこちらの方が私自身は好みです。プライベートの服もみんな可愛くて、真似したくなりました。イオン的なモールに連れて行ってもらったときに、密かにかわいい衣装を1着買いました。


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そして、番外編としては、国全体として、喫煙率がとても高い!!これには驚きました。街角で吸っている人が多いのはもちろん、参加していたシンガーも半分くらいは吸っていたと思います。私はこの国には住めないな(笑)




あとはあまりにも乾燥していて、私は息が苦しいくらいなのに、おそらくリトアニアには加湿器というのも自体が存在しないということ。バスタブのある部屋に変えて欲しいと言ったらオッケー、湯沸かしポットを貸して欲しいと言ったらオッケー、でも、加湿器は単語すら通じませんでした。すごいドライだけど辛くないの?とバンドメンバーに聞いたら、うん!辛い!と言っていたので、多分乾燥感は彼らもあるんだと思いますが。携帯用の加湿器を 私が持っていたら、日本にはさー、そういうクールなものがいっぱいあるよねー ー、ほんと一度行ってみたいよーとみんなに言われました。いかに私たち日本人が日々恵まれているかということですね。

今回はジャズのコンペで行ったわけですが、街中で流れているのは80sという感じかなぁと。 必ずしも80sというわけではないですが、昔のスティングとか、ジョージベンソンとか、スムースジャズとか。スティングはやたらと流れていました。ジャズバーでも、ジャズというよりは、オールディーズとかな雰囲気でした。行った日がたまたまそうだったのかもしれませんが。


大きくて新しいイオン的なモールもあり、iPadやiPhoneも売っていましたが、全体的にどちらかというとやはり貧しい国という印象があり、20年くらい前の日本?なのかなぁと。勝手な印象ですが。でもそこに住む人たちはみんな優しく、穏やかでした。朝9時くらいまで暗くて、3時半すぎたら段々薄暗くなる感じで、昼間もほとんどの日が曇り空でした。どんより。ちなみにご飯は美味しかったです。彼らは毎日何かしらのお肉を食べないと気が済まないみたいです。(もちろんベジタリアンもいました)モリモリにマッシュポテトを盛られて、1/4くらいしか食べられませんでした。よく食べる割にはみんなスリムでした。このあたりはまた別記事で。


そうそう、リトアニアの女の子はみんなスリムで可愛かったです。モデルさんか女優さんが来たのかと思うほど。背は意外とそんなに高くなかったのですが、顔が小さくて、真っ青な大きな瞳で、高い鼻で、金髪、肌は透き通るような白さ、絵に描いたようなお姫様がいっぱいいました。みんな真っ赤な口紅がとっても似合っていました。このあたりもまた写真を含めてレポートしますね。


では、プラハを満喫してきまーす♡ホテルが最高に心地よすぎて、街全体がリアルおとぎの国で、完全にリラックスしています。写真も楽しみにしてて下さいね。ではSee you soon♡


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コンペ参加者についての記事はこちら
http://awadamariko.blogspot.jp/2014/12/blog-post_8.html

リトアニアの旅行記はこちら
http://awadamariko.blogspot.jp/2014/12/blog-post_12.html



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