2016年6月27日月曜日

クリスチャンシェーンベルグ来日ライブ

クリスチャンシェーンベルグ来日ライブ、無事に終了しました。雨の中、おいで下さった皆様、本当にありがとうございました。


夢のような一晩でした。だって、日本から遠く離れたリトアニアで出会った彼が遥々日本まで訪ねて来てくれて、しかも一緒に歌えるなんて。

2年半ぶりに会った彼は相変わらずナイスガイで、更に素敵な歌声を聴かせてくれました。



都合をつけて駆けつけてくれたふたりのヴァイオリニスト、北床宗太郎さんと加知優磨さんもありがとうございました!!2人が来てくれたことで、とっても華やかになりました。


今回、私が一番感じたことは、言い古された言葉ではあるけど「Music has no borders. 音楽に国境はない」ということでした。私は英語を使って彼とコミュニケーションを取れるけれど、私以外の演奏メンバーやお客様のほとんどは、言語的にはコミュニケーションを取るのは難しい中で、でも一旦演奏が始まったら、お店の中全体が1つのバイブレーションを感じられるようなそんな瞬間が沢山ありました。英語が分からなくたって、キラキラ舞台の方をご覧になっている皆様の顔を見たら、あぁ〜ちゃんと伝わってるなーと思えました。彼も日本の色々な食べ物にも挑戦して、楽しそうだったしよかったです。ホタテを生で食べられるのをとても驚いていました。ヨーロッパでは絶対火を通さないと食べられないから信じられないと。納豆も梅干しも海苔も寿司もラーメンも全部食べていました。

彼と接して、色々な習慣の違いや、いかに日本人がきっちりしている民族かということも久しぶりに思い知りましたし(笑)正直、何度もイライラして、アメリカに住んでいた頃を思い出しました・・・(笑)でも、とりあえず大きな事故もなくうまくいったから、結果オーライです。本番は楽しく演奏できたし、お客様にも喜んで頂けてよかった。ありがとうございました!

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次は初めての北陸ツアーです。福井には一度だけ演奏しに伺ったことがありましたが、ツアーでは初めてです。とっても楽しみ!音楽、温泉、美味しいごはん、仲良しの仲間!サイコーだー!!

ということで、皆様お待ちしております。お近くの方、ぜひ遊びにいらして下さいね。お友達がおられる皆様、ぜひお声がけをお願い致します。

7月21日(木) 高山市

蔵茂(岐阜県高山市片野町5-124)

19時00分スタート

チャージ:3500円、ご予約:0577-57-8889

Website:http://www.kuramo.biz

7月22日(金) 福井市
北ノ庄クラシックス(福井県福井市中央1丁目21-36)
19時30分スタート
チャージ:3500円(1ドリンク付)、ご予約:090-7744-9069
Website:http://kitano-show.com

7月23日(土) 加賀市
山代スイング(石川県加賀市山代温泉通31-4 楽歩館1F)
20時00分スタート
チャージ:3500円、ご予約:0761-77-5772
Website:http://barswing.fc2web.com/newpage14.htm

7月24日(日) 岐阜市
SAKURA(岐阜県岐阜市北島8-3-1)
19時00分スタート
チャージ:3500円、ご予約:058-294-6221
Website:https://www.facebook.com/music.cafe.sakura

2016年6月21日火曜日

さとのうた6月の曲「あめふりくまのこ」

6月11日にファーストアルバムをリリースしたばかりの「さとのうた」ですが、毎月の更新も今月から再開です♪2年目もゆるっと続けていきたいと思います。

2年目はネット上だけではなく、幼稚園に伺ったりとか、親子コンサートとかにも挑戦していきたいなーと思っています。「さとのうた」来て来て〜!という方、どうぞご連絡お待ちしております♡

6月は梅雨の時期だし、雨に関する歌をということで、鶴見正夫作詞、湯山昭作曲の「あめふりくまのこ」です。1962年(昭和37年)にNHKの『おかあさんといっしょ』の前身番組である『うたのえほん』で放送され、文化庁の「日本の歌百選」にも選ばれている名曲です。
情景が思い浮かぶようなとってもかわいらしい歌詞ですね。歌っていて、小さなこぐまが雨で出来た小川を見つめている様子が思い浮かんで思わずにっこりしてしまいました。

そして「さとのうた」相方の山本翔太画伯のイラストも冴え渡っています。今回は今までとはちょっとテイストが変わっています。画伯、新たに筆ペンを導入したそう。「さとのうた」2年目もどうぞご期待下さい。



リリースされたばかりのファーストアルバム「1さい」もよろしくお願いします。2人が関係するライブ会場での販売、及び、郵送の場合はメールにてお申し込み頂けます。


2016年6月16日木曜日

中日新聞に掲載されました。

粟田麻利子×山本翔太プロジェクト「さとのうた」の記事が中日新聞に掲載されました。

<中日新聞 東濃版>

<中日新聞 東名古屋版>


CDを紹介するダイジェスト動画もぜひチェックして下さいね。


「さとのうた」のいいところは、完全分業制(笑)お互いが得意なところや空いた時間に、アイデアを出し合って、まずは基本路線がオッケーだったら、どんどん進めちゃいます。とにかく決断が早い。いいと思ったことは全部やってみる感じです。

なので、当初は今まで1年間発表してきた曲をまとめる感じで考えていましたが、結局、ほとんど全ての曲をリアレンジ、リテイク、そして新曲や新たなゲストのレコーディング、翔太君のかわいいイラストなどなど・・と工期2ヶ月弱で全ての作業を完了しました。

なかなかのハードスケジュールでしたが、これで6/11の可児市文化創造センターalaでの「粟田麻利子ジャズコンサート」に間に合います。(この日の整理券の配布は全て終了しています。当日お越し頂いても整理券をお持ちでない方は入れません。また大変混み合うことが予想されますので、お早めにお越し下さい。)

終演後、ロビーにて販売いたします!この日は収録曲のいくつかも演奏予定です。沢山の方に聴いて頂けますように。 私のサインだけでなく、山本翔太くん、そしてヴァイオリンでCDに参加してくれている加知優磨さんのサインもゲットして下さいね。

<収録曲>
どこかで春が
春の小川
かえるの合唱
ピクニック (NEW)
浜辺の歌 (NEW)
荒城の月 (NEW)
夕焼け小焼け
ちいさい秋みつけた
あわてんぼうのサンタクロース
北風小僧の寒太郎
うれしいひなまつり
ふるさと
思い出のアルバム (NEW)

<参加メンバー>
ヴォーカル、コーラス: 粟田麻利子
ヴァイオリン: 加知 優磨さん
ギター: 三ツ村 洋平さん
サックス、フルート: 井上 泰久さん
コーラス: 合唱団 We Are One
その他楽器、コーラス、プログラミング: さとのうた 山本 翔太

Produced by さとのうた
Arranging, Mixing, Mastering, Illustrations by Shota Yamamoto
Art directed by Shota Yamamoto, Asuka Kato

2016年6月13日月曜日

とうしんジャズコンサート@可児市文化創造センター

東濃信用金庫主催「とうしんジャズコンサート」に足をお運びくださいました皆様、ありがとうございました。

当日は駐車場が混み合ったり、ご入場にお待ちいただいたりと、ご不便をおかけしたり、行き届かないところもあったかと思いますが、全力の生演奏をお聴き頂き、楽しい時間をお過ごし頂けていれば幸いです。

このような機会を与えてくださった東濃信用金庫さん、可児市文化創造センターのスタッフのみなさん、音響照明撮影スタッフさん、その他関係者の方々、そしてこのコンサートのためにスケジュールを調整して集まってくれたミュージシャンの仲間たち、そして何より当日会場にお集まり下さったお客様、誰かひとりが欠けても実現しませんでした。本当に感謝しております。ありがとうございました。
初めて私の演奏を聴いて下さったも多かったかと思いますが、可児市出身でこういった演奏家がいるということを覚えておいていただけましたら、とても嬉しいです。どこかで見かけた時は「あの時聴きにいったよー!」とぜひ声をかけて下さいね。

素敵な写真をいっぱい撮って頂いたので色々載せちゃいます。カメラマンはスタジオレゾンの渡辺さん。ありがとうございました!

1部はこんな感じ。




演奏メンバーのみんな。本当にみんないつも協力的で優しくて面白くて。こんな素敵な人たちと演奏させてもらえて、私は幸せ者なのであります♡

ヴァイオリン:北床宗太郎さん。このコンサートのために東京から駆けつけてくれました。彼と一緒に演奏するのはとっても心地よいです。普段弾かないバッハもいっぱい練習してくれて、本当にありがとう!感謝です。

 ヴァイオリン:加知優磨さん。同じ東濃地方出身で、バークリー音大出身と共通点が色々で、今はあたらしいヴァイオリンの開発をがんばっていて、私も協力しています。がんばって成功させなくちゃねー!

ピアノ:後藤浩二さん。名古屋が誇る最強ピアニストです。人柄も本当に優しく素敵な方。 これからももっともっと共演させて頂きたい、もっともっと勉強させて頂きたい人です。6/24にもまたご一緒させて頂きます。

ベース:山田吉輝さん。普段はニューヨークに住んでいる彼。この日のコンサートのために、ニューヨークへの帰国を延ばしてくれました。ありがとう!久しぶりの共演でしたが、相変わらずの素敵な演奏でした。ドラムスの則武くんとのコンビネーションも最強です。
 

ドラムス:則武諒さん。彼が東京に移ってから、なかなか共演の機会がありませんでしたが、私にとってはファーストコールのドラマーです。細かいことを何も言わなくてもいつもこちらの意図を感じ取ってくれる才能あふれる人で、大好きです。演奏中後ろを振り向くと、素敵すぎる笑顔でにっこりしてくれるのも大好きポイントの1つです。笑
 

コーラス:山本翔太さん(編曲)、小早川光雄さん、酒井晃子さん、横田サチ子さん
夕焼け小焼けのアレンジをしてくれた、さとのうたの相方、山本翔太さん、そして私のボーカルスクールのレッスン生のみなさん。急な依頼にも関わらず引き受けて下さってありがとう!!!

そして私は、1部の最後で客席を歩きながら歌わせて頂きました。これだけ広いホールだと、舞台からお客さんはほとんど見えず、客席が明るくなりはじめて、わぁこんなに多くの方がお越し下さったのね!と感激でした。

休憩中に急いで着替えて今度はロングドレスに。


この下の写真は後藤さんとのデュオでThe nearness of youを歌っているときかな。もう、後藤さんのピアノ最高♡MCでも話しましたが、6/24にリトアニアで出会った若き才能クリスチャン・シェーンベルグさんが来日します。新栄のスイングで19時半から。この日も思い出深いからこの曲を歌おうかな。

全体はこんな感じ。とっても広い舞台でした。

1000人以上のキャパシティーがあるホールでの演奏は、私にとっても久しぶりだったので、会場入りする前からとてもとてもワクワクしていました。

舞台上から客席を見たらこんな感じ。どこか海外のオペラハウスにでも来たかのような雰囲気ですよね。自分の地元にこんな素敵なホールがあると言うことを誇りに思います。

リハーサルの様子はこんな感じ。普段のみんなの姿がそのまま出ていていい雰囲気なので載せちゃいます。


見よ! 男性陣の凛々しい姿!やっぱり演奏している時が、ミュージシャンの一番かっこいい瞬間ですね。リハーサルの時からばっちりでした♪

  



私は大きな口を開けて、わー!!
 



コーラスの練習中。ヴァイオリニスト2人とベースを弾きながら山田吉輝さんにも歌ってもらいました。右から揺れて〜♪と指導中のわたし。笑

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今回は1部と2部に分けて、1部はジャズを聞かれたことがない方でも親しみを持てるような内容と解説、2部は私自身の今までの音楽体験やこれからやっていきたいことの話をさせていただきました。今回のコンサートを通じて、今まで音楽と向き合ってきた私の人生についていろいろ振り返る良い機会をいただきました。本当はもっといろいろお話ししたいことがあっていろいろ考えていたのですが、時間がなくなってしまいしまいましたので、ここに少し書いてみます。

今までの色々な経験を振り返ってみると、何か決断をしなくてはいけない瞬間、AとBの道があった場合に、どちらが面白そうかなぁ?と考えて自分がワクワクする方を常に選んできたように思います。留学を決断したときもそうでした。アメリカに行くなんて思いもせず、偶然受験した試験が通り、なんだか面白そうということでアメリカに行きました。(いまから思うと、怖いもの知らずだったなーと思いますが。笑)

そして、海外で勉強させてもらって、自分が日本人だということと向き合うと同時に、私にしかできないことって何だろう?そして自分が生まれ育った地域や自分よりも若い世代に伝えていけるものは何か?ということを考えるようになりました。

こういった思いから、コンサートの2部では、当日発売であった「さとのうた」のファーストCDからの曲や、恵那市中野方町の地場産業の1つであるバイオリンの新規開発に携わっている話などをしました。

本当は「さとのうた」の相方の山本翔太さんや、バイオリン開発について中心になって動いているバークリー音大の仲間の加知優磨さんにももっとお話してもらいたかったのですが、そのあたりはブログにもまた色々と情報をアップしていければと思います。それぞれのチラシアップしておきます。

<さとのうたCD発売> 
さとのうたCD「1さい」は当面のところamazon等の流通の予定はありません。CDをご希望の方は、出演予定のライブ会場にて直接購入、もしくは粟田、山本のウェブサイトよりご連絡ください。

<フレット付きバイオリン>
私も開発に関わっている新製品。現在試作を重ねています。各地で体験会を行っても、予想以上の反応で手応えを感じています。また色々進んだらご報告致します♪

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そして終演後のCD即売会&サイン会での私のこの顔!笑。
さとのうたCDのご注文、お待ちしていまーす。

そしてそして、打ち上げのうーなーぎー。みなさま、お疲れさまでした♡早くこのメンバーでまた演奏したーい!! 

2016年6月6日月曜日

坂折棚田「ともしび祭り」とフレット付きバイオリン体験会

昨日は、恵那市中野方町にある坂折棚田で行われた「ともしび祭」にて演奏させて頂きました。以前伺った際は冬で棚田も冬枯れていましたが、今回は田植えも終了し緑があふれていました。美しい棚田の風景です。


演奏させて頂く前後に、「かんたんバイオリン体験会」も実施しました(^_^)私はバイオリニストの加知優磨さんのサポート役をがんばりました!

今回、体験して頂いたバイオリンは、普通のバイオリンとはちょっと違うバイオリンです。みなさんは「バイオリンは幼い頃から厳しい訓練を受けた人だけが弾ける、習得が難しい楽器」だと思っていませんか?

そんなバイオリンに対する敷居の高さや、バイオリン学習の初期段階の挫折をできる限り取り除き、「誰もが簡単に弾くことが出来るバイオリン」をコンセプトに現在、フレットをつけた新たなバイオリンを開発しています。

現在開発中のこのフレットをつけたバイオリンが、早い段階から音楽を楽しむことができる楽器になることが目標です。この楽器なら例えば、小学生が全員リコーダーを習得するのと同じように、バイオリンを習得することも夢ではないのです。

子どもたちはもちろん、バイオリンを初めて弾いてみたい大人の方にもぜひ、手に取ってもらえればと願いながら、現在製品を開発中です。
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フレットとは、指板(黒く細長い部分。裏面参照)にはめ込まれた、金属の線のようなものをフレットと呼びます。バイオリン等の弦楽器は、指で弦を押さえることで振動する弦の長さを変えて音程を変えます。この「指で弦を正確に押さえること」が非常に難しく、一般的にバイオリンの演奏は難しいと言われる理由なのですが、フレットで音程を区切ることで、簡単に正しい音程を演奏することができるのです。

実際に、コード(和音)を演奏することが求められるギターやマンドリンなどは、正確な音程を取りやすくするために、フレットがついていることが一般的です。

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そしてなんと、このフレット付きのバイオリン、棚田のある恵那市中野方町で作られたものなのです。この中野方町を題材にした「バイオリンの村」という絵本も出版されるなど、第二次世界大戦中、スズキバイオリン製造株式会社が戦時疎開に伴い移転したことがきっかけで、以来60年に渡って国産楽器メーカーとして、バイオリンやマンドリンを製作する楽器工場があり、現在もその生産量は日本一を誇ります。そんなご縁で今回演奏させて頂きました。坂折棚田関係者の皆様、ありがとうございました!

みなさまにお配りした資料です。

 


昨日はたくさんの方が体験して下さって、5分程度でみなさん「きらきら星」が弾けるようになりました!普通のバイオリンでは考えられないスピードでみなさん、マスターされていました。浴衣姿で弾いて下さる方やご年配やお子さんも挑戦頂いたり、海外の方も「こんなバイオリンは初めて見た!」と体験して下さったりもしました。


夜には棚田に沢山の灯りがともされ、こんな幻想的な風景に。終わりがけに雨が降ってきましたが、なんとか全行程終了できてよかったです。ありがとうございました!


棚田の風景写真を使用させて頂いた「さとのうた」動画はこちら。